ご依頼の経緯
今回の法人様は、これまでOEMメーカーによる製造に依存していたものの、自社ブランド価値の向上と流通の柔軟性を目指し、製造販売元として直接市場に商品を届けたいという意向をお持ちでした。
しかし、化粧品製造販売業許可の取得には、人的要件（責任技術者の確保）、場所の確保（総括製造販売責任者が常駐するオフィス環境）、法令遵守体制の構築など、非常に多くの条件を満たす必要があります。インターネットなどで情報収集を進められていたものの、専門的な用語や手続きの煩雑さに直面し、「化粧品ビジネスに詳しい専門家に頼りたい」ということで、当事務所にご相談いただきました。
担当行政書士のコメント
ご相談いただいた当初は、必要となる条件について明確なイメージが持てていないご様子でしたので、まずは「何が必要なのか」「どのようなステップで整備すべきか」を丁寧にご説明しました。
特に、下記のポイントを重点的にサポートしました：
・人的要件の整備：総括製造販売責任者としての要件を満たす人材の確保と、その確認方法の支援
・場所の適合性確認：総括製造販売責任者が常時業務をする為のオフィスの確保とその確認方法の支援
・書類作成・申請代行：化粧品製造販売業許可申請に必要な多くの書類を正確に整備し、申請の代行
・法令遵守体制の整備：GQP（品質管理）・GVP（安全管理）体制についての構築アドバイス
多忙なご担当者様の業務負担をできる限り軽減するため、情報提供や資料提出の依頼は必要最低限に絞り、分かりやすく簡潔にご案内しました。
また、都道府県の薬務課との折衝や実地調査の同席もし、申請プロセス全体をスムーズに進めるよう徹底的にサポートしました。
お客様の声
「細かい決まりや法律面で必要なことがよく分からなかったのですが、一つ一つ丁寧にご説明いただけたので安心して進めることができました。こちらの状況にも配慮いただきながら、必要な体制を整えることができ、無事に許可が下りて大変感謝しています。今後も関連する手続きはすべてお願いしたいと思っています。」
